良い水の条件

ミネラル豊富な水が必ずしもペットに良いとは限りません。 ペットの立場でお水を選んで 下さい。

間違いだらけのお水選び

その水、貴方のペットに適していますか?
一番重要なのはペットに合った水を選ぶ事です。しかし、これがなかなか難しい。何故難しいかというと、それぞれのペットによって合う水が違うからです。
ワンちゃんだからといって全てのワンちゃんに適しているとは限りません。年齢も違うし、種類も違うし、持病を持っているかもしれない、アレルギー体質かもしれない。ワンちゃんに限らずネコちゃん、ピーコちゃんでも同様です。しかも、ある時期に適していたとしても、年齢や病気の状況等により、ペットに適した水は刻一刻と変わっていきます。
価格の高い水がペットに良いと考えていませんか?
可愛がっているペットに高いお水を与えたくなる気持ちは分かります。でもそれでペットは喜んでいると思いますか?高い水が必ずしもペットに良いとは限りません。人間だったら「これだけ高い水を飲んでいるのだから身体に良いはずだ」と思い込み、自己治癒力を高める効果もあるかもしれません。でも、ペットにはそんな効果は期待出来ません。
また、上記「その水、貴方のペットに適していますか?」で書いた通り、栄養分が豊富だから良いとは限りません。
ミネラル分の摂り過ぎにはご注意下さい
ペットにとって、ミネラル分は必要な栄養素の一つですが、摂り過ぎると尿結石などの病気を引き起こす原因になる恐れがあります。ペット用のミネラルウォーターの中には、その水だけでミネラル分の取り過ぎに なるような製品もあるようです。身体が小さい猫、フェレット、小型犬は特に注意が必要です。
また、純血種は遺伝的に尿結石にかかりやすい体質ですのでお気をつけ下さい。
水から栄養を摂ろうと考えていませんか?
最近のペットフードにはミネラル分が豊富に含まれています。ですから、水からミネラルを取る必要はありません。逆に、ミネラル分を含んだ水を飲むことでミネラルの取り過ぎとなる場合もあります。
お水の安心度を人間基準で選んでいませんか?
一昔前だったら何も気にせずに水道水を飲ませるのが普通でしたが、今はそうではありません。 環境は破壊され、水道水には塩素、発がん性のあるトリハロメタン、環境ホルモンなどの有害物質が含まれています。それでも人が飲んでも大丈夫ですよね。そうです、水道水には、水道水が備えなければならない水質上の要件が設けられています。でもそれは「人間にとっての害」を基準にしています。つまり、人間にとっては害のないと考えられる微量の有害物質は含まれています。人間にとって微量でも身体の小さいペットには微量どころではありません。 また、最近は優れた浄水器も売られています。しかし、これも「人間基準」で作られています。

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